転職を考える時に、異業種や異職種への転職を考える方もいると思います。
この経験から「営業からエンジニアへの転職は可能なのか」実体験を交えながらご紹介します。
なかなかの紆余曲折がありました、、( ゚Д゚)
同じように営業からエンジニアへの転職を考えている方は、ぜひ参考にして下さい。
また異業種や異職種への転職を考えている方にも、参考になる内容になっております。
記事を読み終えると、異業種や異職種へ転職する勇気が湧いてくるはずです。
【実体験】営業からエンジ二アへの転職は可能か全て答えます
営業からエンジニアの転職は可能?
結論から言うと可能です!
だって自分がしたからです( ;∀;)
しかも20代前半ではなく、29歳の時に営業からエンジニアに転職しました。
現在はエンジニア職から離れていますが、エンジニア時代はとても楽しかったです。
営業からエンジニアに転職したきっかけ
まず「営業が嫌になった」というのが正直な理由です。
営業方法は法人営業ではなく、個人への営業でした。
いわゆる「飛び込み営業」「テレアポ営業」というものです。
怒鳴られたり、あからさまに嫌そうに対応されることもしょっちゅうありました。
根性はつきましたが「俺は何か悪いことをやっているのではないか」という罪悪感は常にありました。
また「ノルマ、ノルマ」で給料も基本給はありますが、歩合の部分が大きかったです。
「飛び込み営業」は数字が上がらなかったら、会社に居場所はありません( ;∀;)
「ノルマ、ノルマ」の営業職に疲れ切ったのが、転職を考えた1番の理由です。
本当に自分がやりたいことは何か?
そこで、30歳を前に「本当に自分がやりたいことは何か」自問自答を繰り返しました。
人と話すことは正直「もう嫌だ」とも思っていました。
また自分には一つの仕事を黙々と行うのが合っていると思い、未経験でしたが、エンジニアへの転職を決意したのでした。
営業からエンジニアになるまでの道のり
無謀にも全くの未経験の29歳からエンジニアになる決心をした私ですが、簡単にエンジニアになれたわけではありません。
プログラミングスクールに通う
やはり、未経験29歳をいきなり雇ってくれる企業は「ない」と始めから思っていました。
20代前半であれば、未経験でもエンジニアとして雇ってもらえる企業はあるかもしれません。
しかし、、さすがに30歳手前は正直厳しいです。
今から約15年の前の話しです。
現在は15年前より、エンジニアになるためのスクールも多いと思います。
(ちなみに私が通っていたスクールはもう潰れていました( ゚Д゚))
プログラミングスクールの内容
私が通っていたスクールは学校みたいに「1日何時間の授業」と決まっている訳ではありませんでした。
また先生から教わるのではなく、DVDを見ながらPC上でプログラミングを行うという形です。
「自動車学校」と同じシステムで1日何時間でも受講が可能ですし、受講すればするほど早くカリキュラムが修了して卒業(就職)という形になります。
既に前職を退職していたので、とにかく早く就職するために、朝から晩まで一日中いました。
わからないところはアドバイザーが常駐しているので、質問はできます。
たまに講師の人が来て「特別授業」のような形でマンツーマンで指導してくれていました。
受講内容は「Web」の内容から始まり「HTML・CSS・CGI・JavaScript」を最初に習いました。
その次はプログラミング言語「Java」を習い、最後にネットワーク関係を習いました。
(受講内容は昔の話しなので、少し不確かなところがあります。すみません。。)
現在のプログラミングスクールの形態はわかりませんが、受講する内容はそんなに大差はないと思います。
一口にエンジニアになると言っても様々な職種があります。
- web関係
- ネットワーク関係
- プログラム言語を使った開発系など
細かく分けると、もっとたくさんの種類があります。
単純にどの分野に進んでもいいように、受講内容は「広く浅く」でした。
私はとにかく「エンジニアになりたかった」ので、転職実績が豊富なスクールを選びました。
プログラミングスクールから就職先の紹介
プログラミングスクールの受講は順調に進みました。
ほぼ毎日1日中いたので、アドバイザーや講師の方とも仲良くなりました。
そしていよいよ受講内容を終える頃に、就職先を紹介してもらったのです。
運よく就職先は比較的すぐに見つかり、内定をいただくことができました。
内定をいただいた理由は特殊です。。
前職が当時のブラック企業ランキングに常に入るような企業だったため「そこに7年も勤めたのであれば、根性はあるだろう」という理由でした( ゚Д゚)
しかし、形はどうであれ無事内定をいただいたので喜んでいました。
「プログラミングスクール→就職先決定」ここまでは予想以上に順調です!
内定先の社長の言葉
内定先の社長から言われた言葉で、忘れられない言葉があります。
「29歳未経験を採用したと他の社長に言ったら、頭がおかしくなったのか?と言われたよ」
内定先の社長は悪気がある感じではなく、なんとなく世間話の中で言われた言葉です。
私も初めての転職で世間知らずなところがありました。
「29歳の未経験でエンジニアになるということは、普通に考えたら、頭がおかしいことなんだ、、」と痛烈に思いました。
(15年前の話しです。現在はエンジニアの目指す人の年齢も高くなったので、ここまでは言われないと思います。)
しかし、これも若さなのでしょうか、、
「よーし!雇ってくれた社長のためにも「頭がおかしい」と言った社長を見返してやる!」とやる気に火がついたんですね。
常駐先への面接
内定先の規模は、従業員20人ほどの小さな中小企業でした。
仕事は常駐先へ「出向」という形で、出向先の社員の指示を受けながら仕事をする形態です。
ここから私を受け入れてくれる常駐先(出向先)を探す長い旅の始まりです。。
お察しの通り、、これまで取引のある常駐先で面接を繰り返しますが、29歳未経験をどこも受け入れてくれません。
来る日も来る日も面接と、空いた時間は自社でプログラミングの勉強。
給料はもちろん安かったですが「もらえるだけでもありがたいな」という日々が続きました。
それでも、約3か月後に「未経験でも大丈夫」という常駐先が運よく見つかりました。
「やっとエンジニアとしてスタートが切れる!」と喜びました!
しかし、待っていた仕事は、、「テスター」という聞いたことがない仕事でした。。
テスターからのスタート
「テスター」とはシステムやアプリ、製品が正常に動くかテストをする人のことです。
バグが想定されるケースを洗い出し、テストを行うことでプログラムの設計ミスやプログラム中のバグを発見し、製品の品質を向上させることがテスターの役割になります。
最初からプログラムを書けるなんて、甘い甘い考えでした( ;∀;)
未経験者は「テスター」から入ることは、IT業界ではごくごく一般的ですが、当時の自分はそんなことも知りませんでした。
ある製品には指にタコができるんじゃないかというぐらい、ありえないほどボタンを連打しました。
テスターはバグを見つけることが仕事ですが、バクを見つけて報告すると、あからさまに嫌そうな顔をされたりもします。
「そんなはずはない!理論的に考えられない!俺が書いたプログラムコードは間違っていない!」と言われたり、、
「ありえないじゃなくて、実際目の前でバグが出ている所見せただろ!」と心の中でつぶやいていました、、( ;∀;)
「バグを見つけること」が仕事なのに見つけてしまったら、仕事が増えます。
データベースにバグの状況を書かないといけないし、修正されたら再テストもしなければいけません。
それが面倒くさいという理由で、バグが出ない安全なところばかりテストする老害社員と闘いながら、日々が過ぎていきました。
テスターを続ける中でやはり目標は
- 早くプログラムを書きたい!
- まずはプログラマーを目指して、その後は早くエンジニア(SE)になりたい!
プログラマーとシステムエンジニアの違い
ざっくりですが、ここでプログラマーとシステムエンジニアの違いを説明します。
<プログラマー>
<システムエンジニア>
ようやくエンジニアとしてのスタートが切れたのです。
エンジニアになっても営業経験が役に立った
営業が嫌になったのがきっかけでエンジニアを目指したのですが、衝撃の事実に出合います。
先輩エンジニアに何気なく「この業界で一番必要なスキルってなんですかね?」と質問しました。
【先輩エンジニア】
「うーん。コミュニケーション能力かな」
【私】
「えっー!エンジニアって黙々とプログラムを書いておけばいいんじゃないっすか??ていうか俺は人と話すのが、もう嫌だからエンジニアになったのに!」
【先輩】
「クライアントの求めていることや意図を正確に聞き取り、できることとできないことを正しく伝えるのにはコミュニケーション能力が必須。
コミュニケーション能力がないと、クライアントが意図しないものを作ったり「言った・言わない」でよくトラブルになるよ」
言われていることはこもっともでした( ;∀;)
営業もお客さんのニーズを聞き出し、それに合った商品やサービスを売ることが仕事です。
やるべきことの根っこは同じです。
特に新卒からIT業界に入る人はどちらかと言うと、、コミュニケーションが苦手な人が多いのではないでしょうか。
営業を経験していることが、ここでは自分の最大の武器となりました。
エンジニアは言葉の壁が最初のハードル
IT業界に入りたてはこの「言葉の壁」に悩まされました。
最初はわからない用語が「一般的なコンピュータ用語なのか」「ローカルなその会社の専門用語なのか」それさえも区別がつきませんでした。
常駐先のセキュリティの関係で、外部のネットにも繋がっていなかったので「ググる」こともできません( ;∀;)
(15年前の話しなので、スマホもありませんでした。。)
コンピュータ用語の辞書を常に携帯し、意味が分からない用語が出てきたら調べる。
辞書に載っていなかったら、ローカルな専門用語だと判断して周りの人に質問をしていました。
エンジニアの資格取得について
IT業界には様々な資格があります。
<国家資格>
- ITパスポート試験
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験など
<ベンダー資格>※民間資格
- MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
- オラクルマスター
- LPIC など
やはり「国家資格がいいだろう!」と考え、「基本情報技術者」の資格取得を目指しました。
(一番難易度が低く、登竜門的な試験「ITパスポート試験」が当時まだなかったです)
結果、2年ぐらいかかって合格することはできました。
この資格取得については様々な人間模様を見ることができ、大きな人生勉強になりました。
というのも資格を何も持っていない人に限って、、
「資格なんて何の役にも立たないよ!結局、エンジニアは技術があればいいんだ。技術は筆記試験でわからない!」と言うのです(‘ω’)
資格を持っている人が「資格を取ったけど、役に立たなかったよ」と言うなら、納得できます。
「お金持ち」が「お金があってもしょうがないよ!」と言うならわかりますよね。
「貧乏人」が「お金があってもしょうがないよ!」と言ったら「お前が言うな!」ってツッコミたくなりませんか!?
つまり資格やお金を「持っていない人」が「持っていても意味がない」と批判するのは「何か、おかしくない!?」と感じるのです。
自分が資格を持っていたり、経験した上で「意味がないよ」と言うのは説得力があります。
持っていなかったり、経験がないものに対して「意味がないよ」と言ってくる人はあまり信用しない方が無難です。
これはとても良い人生勉強になりました。
まとめ
未経験でもエンジニアになれる!
体験談を交えながら「営業職からエンジ二アに転職は可能なのか」ご紹介しました。
私自身が経験したことのありのままを書きました。
結論をまとめます。
- 営業職からエンジニアは可能
- ただ未経験であれば、就職まで面倒を見てくれるスクールに通うのがおすすめ
やはり「技術・スキル」が必要な職種です。
未経験で「頑張ります!」の精神論だけでは通用しません。
どの業界や職種でもコミュニケーション能力は大切
営業からエンジニアに転職した経験から、異業種や異職種への転職を目指している方に送ります。
「コミュニケーション」が必要ない仕事は存在しないです。
「コミュニケーション能力」は何も「口が達者」である必要はありません。
「口下手」でもいいんです。
- 相手の意図や言いたいことをしっかり聞いて理解する。
- その相手の意図や言いたいことに対して、自分の意見や答えを伝える。
「伝える力」も大切ですが、
どちらかと言うと「相手の意図を正確に把握する力」の方が大切だと思います。
反論を恐れずに言うと、、
異業種や異職種に転職した場合、その職種の技術は嫌でも後からついてきます。
毎日していれば、技術は自然に身に付きます。
どの業界や職種に転職したとしても「コミュニケーション能力」は必須なので、勉強することをおすすめします!
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