仕事の「不平不満」はどのように生まれるのでしょうか。
特に部下を持つ管理職の方に読んで欲しい内容です。
人の不満はなかなか根深いものです。
なぜ人は不満を持つのか、不満に対してどのように対処していけば良いのか解説します。
記事を読み終えると、あなたは「部下の不満」が手に取るようにわかるはずです。
管理職は部下の不平不満を聞く立場
管理職になると、部下の不平不満を聞く機会が増えます。
不満の種類も様々です。
- 給料に対する不満
- 人員が少ないことに対する不満
- 仕事量が多いことに関する不満
- 仕事内容に関する不満
- 人間関係に関する不満
代表的な不満の例です。
この中でも「なるほど、それはおっしゃるとおり」という不満から、
「無茶苦茶だ、自分のことしか考えていない、、」という不満まで、同じ状況や環境でも人によって不満に感じたり、感じなかったりもします。
部下が仕事をしない 部下のやる気がない 部下が思ったように動いてくれない こんな悩みを持っていませんか? 上司にとって「部下が思ったように仕事をしな[…]
仕事の不平不満は「不公平」から生まれる
ここでフォーカスを当てたいのが仕事の不平不満が生まれる原因です。
例えば、給料を例に取ります。
給料の不満で多いのは「他人と比較して給料が少ない」ということです。
あの人は〇〇円もらっているのに、私は〇〇円しかもらっていない。
あの人より先に入社したのに、、あの人より仕事量が多いのに、、給料が低い
給料も絡みますが、仕事内容や仕事量についての不満も同様のことが言えます。
あの人より私の仕事の方が忙しい。あの人の仕事は簡単。
あの人と私は給料が同じなのに、私の方が残業が多いし、責任も重い。
全員が同じ仕事量で同じ給料であれば、不満は生まれません。
しかし、現実では全員が全く同じ仕事量というのは難しいですよね。
話しは少し逸れますが、
経営者の近くで仕事をしていると、ボーナス(賞与)時にこんな嘆きを聞くことがあります。
『やっとのことで、ボーナスを出しているのに「あの人より少ない」とか「なんであの人と同じ金額なのか」と不満を言われる。なぜお金を出して文句を言われないといけないのか』
特に中小企業だとやっとの思いで、ボーナスを支給している会社も多くあります。
経営者から見ると「やってられない」気持ちになるのもわかります。
しかし、これらの不満は本当に「不公平なのか」は置いておいて、当人が「他人と比べて、不公平だと思っている」から生まれてくる不満です。
「みんな給料は同じ!」になれば、他人と比べても同じなので、不公平による不満はなくなりますが、、。
ただ、そのようにしてしまうと「頑張っても、頑張らなくても給料が同じなら、頑張ってもムダ」となってしまいますよね。
部下の人事評価に100%完璧は存在しない
給料(昇給)やボーナスを決定する「人事評価」に100%完璧なものはありません。
評価は「何をどうやっても」全員が納得する評価は不可能です。
全員が納得する評価ができない大きな原因に次のことが挙げられます。
これは今も昔も普遍的なことです。
ここではこの普遍的な心理はちょっと横に置かせてください。
では、管理職は「最初から平等な評価をあきらめればよいのか」と言われると違います。
再度になりますが、次のことを認識してください。
ここでいう「何か」は身近な会社の同僚から、他社や前職のことまで幅広く言えます。
「給料が安い」こと自体が不満というより、何かと比べて「給料が安い」ことが不満なのです。
この違いを認識しましょう。
管理職が仕事の不平不満を失くすために行うこと
では管理職は不公平感を失くすためにどうすれば良いのでしょうか。
評価に基準を設ける
基準の軸がブレると部下に説明したときに辻褄が合わず、不公平感を持たれます。
「この基準に沿って評価した」と堂々と説明しましょう。
「基準が正しい」ことも大切ですが、より大切なのは「基準に沿って評価した」ことです。
基準がはっきりしていれば、不公平感は回避できますので、不平不満は抑えられます。
仕事量と責任を公平になるように調整する
どうしても管理職は次の部下に仕事を振ってしまいがちです。
- 仕事ができる人
- ミスが少ない人
- 仕事を頼んでも素直に引き受けてくれる人
管理職も人間ですから、仕事を振って嫌な顔される人より、素直に引き受けてくれる人に仕事を振りたくなります。
その気持ちは痛いほどわかりますが、、
同等の役職や立場の部下であれば、仕事量と責任はできるだけ公平になるように調整しましょう。
仕事を振ると嫌がったり、ミスが多い人には仕事を振らずに「評価を下げる」やり方を取っている管理職もいます。
あなたの指示が聞けないことで「評価を下げる」ことはして良いと思います。
しかし、仕事量を減らしたり、責任を負わせなくすると「仕事ができる人」に仕事量と責任が多くなり負担になります。
同等の役職や立場の部下には、できるだけ同等の仕事量と責任を負わせるように調整しましょう。
どうしても不公平が生まれる場合は説明をする
どうしても仕事量で公平を保つことができず、特定の部下に仕事量が多くなる場合は、その旨を素直に説明しましょう。
これまでの記事でも書いてきましたが、
- 言わなくてもわかっているだろう、伝わっているだろう
- 言わなくても察してよ
人間、言わなければわかってもらえません!!
家族でも夫婦でも、言わないとわかりません。
ましてや、赤の他人の部下に言わなくて「わかるはずがない」と考えて下さい。
どうしても不公平になる場合は、その旨を誠意を持って伝えましょう。
全員とは言えませんが、話すことでわかってくれる部下も必ずいます。
部下の不平不満をどうしても抑えきれない場合
ご紹介した事例を実践しても「モンスター部下で常識が通じない」などの理由で、不平不満を抑えきれないこともあります。
部下からの突き上げで精神的にもつらくなった場合は、環境を変えることも考えてみてはどうでしょうか。
自分の身体と心が一番大切です。
管理職は特にストレスが溜まりやすいです。
あまりにつらければ、自分のことを最優先に考えて転職することも考えてみてくださいね。
転職を考えたとき、あなたの心強い味方になってくれるのが転職支援サービスです。
転職で大切なことは、自分の市場価値を把握することです。
転職支援サービスに登録すると「自分の希望」と「市場価値」が客観的にわかるため、転職のミスマッチが無くなります。
そこから「転職するか・しないか」の判断材料にも使えます。
全年代に圧倒的におすすめなのは、転職成功実績No1で専門コンサルがフルサポートしてくれるリクルートエージェントです。
年収750万以上の方は、ハイクラス転職サイトビズリーチ一択です。
転職支援サービスに登録すると、次のサポートを受けることができます。
- 履歴書・職務経歴書の書き方サポート
- 非公開の特別な求人紹介
- あなたの経験やスキルに合う求人紹介
- 企業別の面接対策
- 条件面や給料面の交渉
転職支援サービスは、あなたの転職活動をサポートしてくれます。
次の3つから、自分に合うサービスを登録してみてください。
- 『ビズリーチ | 高年収求人とヘッドハンターからスカウトが欲しい方におすすめ(年収750万以上向け)』
- 『リクナビNEXT| 転職初任者向け。まずは求人検索と適職診断を受けたい方におすすめ』
➡【公式】https://next.rikunabi.com/
- 『リクルートエージェント | やっぱり大手が安心。No1実績!本気で転職を考えたらおすすめ』
今の職場が辛いと悩んでいるだけではダメで、行動しなければ脱出できませんよね。
まずは相談して、辛い状況から抜け出すきっかけを手に入れてください。
私は転職を6回経験し、数多くの転職サイトと転職エージェントを使いキャリアアップしてきました。 その経験から、転職サイトと転職エージェントに登録や相談することが、転職を成功させる近道になると実感してい[…]
転職エージェントに登録して、管理職の辛さを正直に相談するだけでも良いと思います。
最終的に転職をするかどうかは相談した後に決めれば良いことです。
注意点は転職支援サービスも数多く存在しますので、誰でも希望求人を紹介してくれるわけではありません。
残念ながらブラック企業と分かっていて紹介されることもあるので、転職支援サービス選びはとても重要です。
ビズリーチ、リクナビNEXT、リクルートエージェントを使えば、あなたがこれまで知らなかった希望に合った求人紹介やこれからのキャリア相談を受けられます。
どうしても部下の不平不満に耐えられない場合には、一人で抱え込まずに気軽に相談してみて下さい。
きっとあなたの力になってくれるはずです。
私は転職を6回経験し、数多くの転職サイトと転職エージェントを使いキャリアアップしてきました。 その経験から、転職サイトと転職エージェントに登録や相談することが、転職を成功させる近道になると実感してい[…]
まとめ
仕事の不平不満は「不公平」から生まれることと「不平不満」を失くすために必要なことをご紹介しました。
以前に「他人と比べない」ことについて書いた記事があります。
あなたは自分と他人を比べてしまうタイプですか? 「他人と比べるな」とはよく言われることです。「人は人、自分は自分」と思うことができたら一番良いのですが、ついつい他人と比べて落ち込むこともありますよね。[…]
全てとは言いませんが、
人と人が関わる中で全ての「不公平」をなくすことは難しいです。
しかし、管理職は少しでも「不公平」をなくすことが、部下の不満解消に繋がることに気が付いていただければ幸いです。
私も今ではそう思いますが、、昔は他人や周りと比べまくっていました”(-“”-)”
言葉が悪くなりますが、年齢や社歴の関係ももちろんありますが、それができないから「部下」なのです。
できていれば、出世して「部下」ではないはずです。
「不公平の対応策」を実践していただき、少しでも部下の不満が解消させましょう。
そうすれば管理職は精神的にも仕事的にもラクになりますので、ぜひ参考にして下さい!(^^)!
そして職場の人間関係にどうしても悩み辛かったら、転職支援サービスに登録するのも一つの手です。
- 『ビズリーチ | 高年収求人とヘッドハンターからスカウトが欲しい方におすすめ(年収750万以上向け)』
- 『リクナビNEXT| 転職初任者向け。まずは求人検索と適職診断を受けたい方におすすめ』
➡【公式】https://next.rikunabi.com/
- 『リクルートエージェント | やっぱり大手が安心。No1実績!本気で転職を考えたらおすすめ』
ただ転職支援サービスに登録したからといって、ムリに転職する必要はありませんよ。
登録して情報を集めて、転職するか現職に留まるか判断すれば良いので、何一つリスクもありません。
以下は無料で活用できる自己分析ツールです。
これらを活用すると、あなたがこれまでわからなかった「自分」を見つけることができます。
- リクナビNEXTのグッドポイント診断で、自分の強みを分析できます
客観的に答えてくれるので、自分では気が付けない一面も見えてきます。
転職に興味がある方は、次の記事も読んでみてくださいね!
転職サイトを探している方に向けて、大手転職サイト「ビズリーチ」を実際使った感想をご紹介します。 「ビズリーチ」はハイクラス求人が多い転職サイトで、優良企業やヘッドハンターから「スカウトが届く」ことが特徴です。[…]
転職サイトを探しているあなたに向けて、大手転職サイト「DODA」を実際使った感想をご紹介します。 「DODA」は「パーソルキャリア株式会社(旧:インテリジェンス)」が運営しています。求人数や実績も国内トップ[…]
おすすめの転職サイトを探している方に向けて、大手転職サイト「リクナビNEXT」のご紹介です。 「リクナビNEXT」は誰でも名前を聞いたことのある大手企業「リクルート」が運営している転職サイトです。転職者の多[…]